本当に優れている、猫の嗅覚視覚聴覚

餌をかぎ分ける嗅覚

味覚よりも嗅覚

味覚の基本は、甘い、辛い、すっぱい、苦いの4種類です。しかし、猫はこのうちの、甘味にはあまり反応しないんですね。

餌を探すのは、鋭い嗅覚でおこないます。猫は味ではなく、臭いで区別しているんです。

世界を感じ取るすぐれた視覚と聴覚

別々に動かせるパラボラアンテナの耳

猫は左右の耳を別々にいろいろな方向に動かすことができます。音のする方向に正確に耳を向け、パラボラアンテナのように音を集めています。

左右の耳に届く音の時間差や、強さの違いから音の発生源を識別できるともいわれていますね。

耳の内部の内耳には、三半規管とよばれる体のバランスをとる部分があります。これは人間にもあります。

猫のバランス感覚はすばらしく、高いところから落ちても、空中で回転して体勢を整え、ちゃんと4本の足で着地できます。

獲物までの距離をの正確に測る目

猫の目は、私たちと同じように顔の正面についています。顔の正面に目がついていると、左右の目で重なって見える部分が広くなるんです。

両眼視できる範囲は、ものが立体的に見えやすく、獲物などとの距離を正確に測ることができるわけですね。

暗闇でもよく見える目

猫は暗がりでも、ものがよく見えます。夜、猫の目が光って見えることがありまもうまくすが、これは、網膜の後ろに光を反射するタペタムという膜があるためです。

角膜を通して目の中に入ってきた光は、網膜の視細胞を刺激したあと、タペタムで反射され、再び、網膜の視細胞を刺激します。

つまり、同じ光を2度利用して暗やみの中でもものを見ることができるようになっているのです。タペタムは猫に限らず多くの夜行性動物に備わっているんですよ。

猫独自の色彩がある

夜行性動物である猫は長い間、白黒しか見えない、と思われてきました。それは、暗やみでは、弱い光の中でどうやってものを見るかが問題で、色彩についてはあまり重要ではないと考えられてきたんですね。

しかし、最近の実験では、赤と緑、赤と青、赤と灰色、緑と青、青と灰色、黄と青、黄と灰色を区別できることがわかったんです。

さまざまな色をつけたネズミの模型では赤い色を好むという結果が出たそうです。猫が見ている世界にも色はあるようですが、まだ詳しいことはわかっていないそうです。