猫の食事は年齢別で考える

年齢別のメニューを考える

年齢によって変わるカロリーの消費量

ほとんどの飼い主が市販のキャットフードを与えている現在、栄養のバランスを崩す猫は、以前ほど多くありません。

しかし、猫の成長に応じて必要な栄養素やカロリーの量は違ってくるので、年齢に合った餌を与えることは、とても重要なポイントになります。

生後3週~2か月(離乳期)のメニュー

舌の使い方を覚えはじめる時期なので、餌も流動食からペースト状のものに、徐々に切り替えます。はじめは猫用のミルクとつぶした鶏肉を9対1の割合で混ぜて与えます。

この割合を少しずつ変えていって、生後卿~別日までに自然に離乳させます。この時期にいきなり成猫の餌を与えると、下痢がとまらなくなって、栄養障害を起こすことがあります。

生後2~10か月(子猫期)のメニュー

骨や歯が成長し、動きも活発になる時期なので、良質のたんぱく質やカルシウム、ビタミンなどを多く与えます。成猫の餌に慣れさせるため、かたいドライフードを与えてもかまいません。

偏食が現れやすい時期でもあるので、たまにはドライフードと缶詰を半々に混ぜて与えるなどの工夫も必要です。

10か月以降(成猫期)のメニュー

体格が整うこの時期は、毎日の体調維持に重点をおきます。猫の運動量や消化能力、季節の違いなどで、食べる量にばらつきが出はじめます。

室内飼いで運動不足ぎみの猫は、餌の量を加減しないと、肥満猫になってしまいます。栄養管理が難しい時期なので、ドライフードと缶詰を交互に与えたり、混ぜたりして、毎日の餌に変化をもたせ、猫が偏食にならないようにします。

老猫に適したメニュー

老猫になると自分の好きなものしか口にしなくなって、偏食の癖がついてしまいがちです。毎日同じ餌ばかり与えないで、目先を変えながら、栄養のバランスのとれた食事を心がけます。

歯が弱ってくるのでやわらかい餌を好むようになり、運動量の減少に伴って、食べる量も減ってきます。このような場合には、離乳食や猫用ミルクと混ぜたやわらかい餌を与えます。

猫のダイエット

太りすぎの猫にはダイエットメニューを与える

肥満の猫が増えています。健康面から考えると、肥満は猫の寿命を縮めているとしか思えません。

肥満の原因の大半は、飼い主がついつい与えてしまう間食やおやつ、それに運動不足です。その対策としては、病気が原因で太りすぎの場合を除き、餌の量や質を変えなければなりません。

猫のダイエットメニューの基本は良質のたんぱく質とビタミン類を強化し、糖質や脂肪をできるだけおさえた、低カロリー食です。

餌の量を減らすだけでは、盗み食いをするようになって、かえって逆効果です。どんなにおやつを欲しがっても、心を鬼にして与えないことです。

低カロリーで栄養バランスのよいキャットフードは、動物病院や専門店で入手できます。