食べ物に対するけじめを覚えさせるしつけ

拾い食いをやめさせる

飼い主の態度が拾い食いを助長させている

拾い食いはおなかがすいているサイン、とは限りません。犬はもともと、まとめ食いをする動物です。

食餌が十分でも、目の前に食べ物があれば思わず食べてしまうのです。拾い食いの最大の原因は、飼い主の態度にあります。

散歩中、犬が引っ張って先を歩くなど、犬を自由にしていませんか?好き勝手に歩けると、落ちているものに近づきやすく、拾い食いの原因になります。

犬は食べ物に対してけじめがなくなり、落ちているものは勝手に食べていいのだと思ってしまいます。

過剰に犬を叱りつけると、かえって犬を興奮させて、飲み込んでしまうこともあります。

他人がおやつをくれた場合、飼い主の許可なしで与えていると、食べ物があればいつでも食べていいのだと勘違いするようになります。

散歩中は飼い主に神経を集中させる

落ちている食べ物を見かけたら、リードを引っ張って遠ざけることが大切です。しかし、根本的な解決にはなりません。

散歩のときは、犬の注意を飼い主に引きつけ、飼い主の横につけて歩かせるようにします。しつけを通して、犬に「拾い食いはよくないことだ」と理解させます。

1.リードは一瞬引く

犬が食べ物に向かっていこうとしたら、その瞬間にリードを少し緩ませてぐっと引き戻します。リードが張ったままだと、犬は負けじとますます引っ張ろうとします。

2.落ち着いて声を掛ける

リードを引くとともに、「イケナイ」とはっきりいいます。あせって大声を出すと、さらに犬を興奮させてしまいます。

3.おやつ壷使う

犬が拾い食いをしなかったら、ほめておやつを与えます。「拾い食いをしなければ、もっといいおやつがもらえる」と理解させましょう。

散歩嫌いを直す

散歩には運動以上の意味がある

犬が外に出たがらない場合、室内でも十分に運動ができているから、散歩は必要ないのではないかと考える人もいます。

しかし、散歩中、ほかの犬や飼い主以外の人間、車や自転車などいろいろなものに出会うことで、犬が外の世界になじむことができます。

外の世界に慣らす工夫

車やオートバイなど、大きな音を出すものには、まず止まっている状態で近寄らせるなど、徐々に慣らしていきます。

子犬の場合、最初は飼い主が抱いて外を歩くのもよいでしょう。外の世界が怖くない、と思わせることがポイントです。

犬のペースでなく、飼い主のペースで歩く

散歩に慣れていない犬は、出発するときにはゆっくりで、戻るときには早足になるものです。このときに、飼い主が犬のペースにあわせてはいけません。

リードを短く持って、犬に声をかけながら一定のペースで歩きましょう。

散歩に慣らす方法

犬が好きなおもちゃを家の外に持ち出し、家の前でいっしょに遊びます。遊び終わったら家のなかにすぐ戻ります。

犬が外に慣れてきたら、一度家の前で遊んだあと、おもちゃを見せながら少し歩き、またおもちゃで遊びます。距離を少しずつのばしていきます。