出産で猫がもっと好きになる

出産の準備は早めにする

自宅で出産するのがいちばん安心

メス猫の妊娠期間はおよそ9週と短いので、あっという問に出産日は近づいてきます。

当日になってからあわてないためにも、妊娠中は獣医師と緊密に連絡を取り合い、出産予定日などもあらかじめきいておきます。

最近は動物病院に入院させる人が多いようですが、猫の出産は、自宅でも十分可能です。猫にとってはむしろ、住み慣れた自宅で分娩するのが、いちばん安心なのかもしれません。

出産場所に慣れさせておく

出産日が近づくと、母猫は部屋の中を歩きまわって、安心して出産できる場所を探します。

押し入れの中や机の下など、静かで多少薄暗い場所が、猫にとっては精神的に落ち着けるようです。

飼い主の目が届き、猫の出産にも都合のよい場所があれば、予定日の3週間前あたりから、猫をその場所に慣れさせておきます。産室もはやめに用意すると、安心して出産できます。

産室は手づくりで十分

産室は、市販のものもありますが、段ボール箱で簡単につくれます。中には猫の臭いがついたタオルなどを入れておきます。

段ボール箱は、猫が楽に横になれる大きさのものを選びます。また、大きくなったお腹がつかえないように、箱の一部を切り取って、出入り口を設けます。

産室の底には、清潔な布やタオルを敷いて、生まれたばかりの子猫の体が冷えないようにしてやります。

出産時には、破水で箱の中が濡れやすくなるので、布きれやタオルは多めに用意したほうがいいでしょう。

あわてないで静かに見守ろう

分娩が始まりそうになると、母猫は落ち着きがなくなって、さかんに産室の布や新聞紙を手でかき集めます。時には鳴き声もたてます。

体温が下がってくれば、分娩は間近です。このとき、飼い主は誰でも気が動転し、猫以上にそわそわしてしまいます。

あまりこまめに猫の様子をうかがうと、陣痛が弱まったり、とまったりすることがあります。

飼い主は脇で静かに見守り、優しい言葉ではげましてやりましょう。かかりつけの獣医師に連絡しておけば、難産のときも安心ですね。