猫の交配・繁殖はいつからか、相手には交配料か子返しか、ショップが世話 | 悩むよりまず相談、明日への希望に!

猫の交配・繁殖はいつからか、相手には交配料か子返しか、ショップが世話

交配は責任を持ち、きちんとした手順を踏む

交配料か子返しかは契約書で取り決める

純血種を交配させる場合は、後日のトラブルを避けるためにも、必ず交配契約書を交わします。

交配料はメス側がオス側に支払うのが習わしですが、料金は、種オスの血統やショーの実績などで、かなり差があります。

また、交配料を払う代わりに、生まれた子猫を1匹、オス側に譲る、子返しという方法もあります。

妊娠しなかったり、子猫が1匹しか生まれなかった場合は、何回まで再交配し、そのときの料金はどうするかなど、あらかじめ文書で決めておくことを忘れないでください。

交配させた日時がはっきりしていれば、毎日猫の様子を観察することで、妊娠しているかどうかわかります。家庭でできる妊娠の兆候の観察は、次のとおりです。

1.体重の変化

交配後2週目あたりから徐々に体重が増えてきます。

2.乳房の変化

交配後3週間ほどで、乳房がふくらみはじめ、色もピンク色に変化してきます。

3.腹囲の変化

はやければ、交配後1か月ほどで、お腹が大きくなっていることがわかります。

4.食欲の変化

妊娠初期から食欲は旺盛になり、なんでも食べるようになります。

5.動作の変化

お腹が重くなるにつれてかんまん動きも緩慢になります。なかには、お腹がはち切れそうになっていても、高いところに飛び上がる活発な猫もいます。

生活のリズムをくずさず、快適な生活環境を

妊娠中の母猫にストレスは禁物です。おなかの中の胎児が無事育つよう、次の点に気をつけながら清潔で快適な生活環境をつくってやってください。

1.生活のリズムを崩さない

毎日同じ生活のペースを保つことで、猫は精神的に落ち着きます。部屋の模様替えなども避けてください・出産日が近づくにつれて、猫は精神的に不安定になるので、できるだけ優しい言葉をかけてやりましょう。

2.体の異常を見のがさない

下痢や咽吐、陰部からの出血などを見つけたら、早急に獣医師の指示を仰ぎます。

3.ほかの動物から離す

妊娠中でも仲間同士で元気よく遊ぶ母猫もいますが、妊娠が進むにつれて、ほかの猫と距離をおくようになります。できれば、ほかの猫からわずらわされないように、専用のスペースを確保しましょう。

4.餌の量を増やす

妊娠中は食べる量が増えますが、栄養バランスに問題がなければ、特に心配ありません。なかには普段の倍も食べる猫がいます。消化不良を起こさないためにも、食事の回数を増やすなどして、消化器の負担を軽くしてやりましよう。