猫の便や尿の調子がおかしいとき

食欲がなく、食べるとすぐに吐く

環境の変化からくる食欲不振

食欲があるかないかは、猫の健康度を知る重要な目安です。食欲がないからといって病気とは限りませんが、何日も餌を食べなかったり、異常に食欲が増したときなど要注意です。

猫は偏食性が強いので、餌の種類を変えただけで食欲不振に陥ることもあります。このほか、環境の激変やストレス、発情など多くの要因が考えられます。

口やのどの異常があると、空腹であっても食べることができません。水を飲む量が異常に増えたときは脱水症状や糖尿病、子宮や腎臓の病気などが疑われます。

嘔吐の回数や内容物の観察

食べすぎたときや、有毒物、消化の悪いものを食べたときにも、猫はよく吐きます。

1回だけの暇吐で、食欲があって元気ならば心配ありませんが、堰吐が長びく場合は動物病院へ連れていきます。咽吐の回数や時間、内容などを、できるだけ詳しく観察しておきましょう。

便や尿の様子がいつもと違う

1日2回便の様子をチエック

ふつう猫は、1日に2回食後に排便をします。トイレを掃除するときは、必ず便の様子も観察します。健康な猫の便は固形で、黄士色から焦げ茶色をしています。

軟便や下痢便、水様便はなんらかの病気が考えられます。黒くてタール状の便や血が混じっている便は要注意です。

着色料が入っている餌を与えると、便に色がつくこともあります。下痢には小腸性の下痢と大腸性の下痢があります。

小腸性の下痢は量が多く回数は少なめです。大腸性の下痢は回数が多く、少量の下痢を繰り返します。

1~2回下痢をしても、元気で食欲があれば、食事を1回抜いて様子をみます。下痢が長びくと、脱水症状を起こして、栄養失調になることがあります。

特に、体の水分量の割合が大きい子猫は、放っておくと命にもかかわることなので、できるだけはやく獣医師の診察を受けます。

トイレに行っても尿が出ない

尿の量や回数、色、臭いを細かくチェックします。気温や湿度によっても違いはありますが、尿の量や回数の変化は猫の体の水分の出入りを知る、大切な目安です。

このほか、猫の排尿動作や、尿の色、臭いなどのチェックも忘れずにします。ふつう、猫は1日平均2~3回食後に排尿をします。

色は透明な薄い黄色。去勢していないオスの尿は、臭いが強いようです。猫の尿をそのまま放置すると、時間とともに臭いが強くなります。

トイレを汚れたままにしておくと、猫は排尿をがまんして、膀胱炎なることがあります。勝耽炎になると排尿回数が増えて1回の尿量は減ります。

尿が出なくてトイレに座り込んでしまうこともあります。尿が赤いときは、出血や筋肉の障害などが考えられるので、一刻もはやく病院へ連れて行きます。