猫が突然出血したとき

血が出ている

どこからの出血かまず確かめる

出血が認められたら、まず、どこから出血しているかを調べます。体の表面にできた傷からの出血か、口や鼻やⅢ門からの出血か、便や尿に血液が混じっているのかを見きわめます。

大きなけがによる出血はもちろん、体の傷以外から出血していると思われる場合は、猫をすぐ動物病院に連れていきます。猫の体に血液が多量に付着しているのに、どこにも異常がない場合があります。

外でけんかをして、相手の猫の血を浴びてきたのでしょう。このような場合は、もちろん心配ありません。体についた血液を、水に浸したガーゼでぬぐうか、水道の水で洗い流します。

少量の出血なら圧迫法で止血

体の表面から出血していて、鮮やかな色の血液が勢いよくふき出るなら、動脈からの出血です。多少黒ずんでいれば、静脈からの出血です。

口から吐いた血液の色が黒ずんでいれば、胃からの出血が、鮮やかな赤い色なら、肺からの出血が疑われます。体の表面にできた傷は、傷口にガーゼをあてて手で圧迫すれば、じきに血はとまります。

出血の量が少しなら心配ありません。ただし、少量の出血でも、長時間にわたって血がとまらない場合は、大至急、動物病院に連れていきます。猫の体の中にある血液の量のうちの3分の1の量が失われると、生命に危険を及ぼします。

貧血の程度を知るには

出血量が多いと貧血を起こします。貧血の程度を知るには、結膜や歯ぐきの色を見ます。まぶたを反転させると結膜が現れます。口を開ければ歯ぐきを観察できます。

健康な猫の結膜や歯ぐきはピンク色ですが、貧血を起こすと、白く見えます。貧血がひどい場合も、獣医師の診断を受けます。

歩き方がいつもと違う

全身に現れる症状と局所に現れる症状

猫がおかしな歩き方をする場合、その原因は、爪の先の異常から中枢神経の異常まで、さまざまです。症状も足などの局所に現れる場合と、全身に現れる場合とがあります。

脳神経系に異常があると、症状も全身に現れることが多くなります。例えば脳に腫傷がある猫は、一方向に回転するようにしながら歩きまわったり、前足と後ろ足の左、あるいは右を引きずって歩くなどの症状がみられます。

爪の先や足の裏からまずチェックする

歩き方になんらかの異常がみられたら、まず爪の先や足の裏などから丹念にチェックします。爪の先にけがをしていれば、同じ足の膝をさわっても、猫は痛がります。

足の裏に釘などの異物が刺さっていれば、すぐにその異物を引き抜いてから、患部を消毒し、動物病院で化膿どめの手当を受けます。

骨折や脱臼をした場合、変にいじくりまわすと、かえってけがをひどくすることがあります。