犬をこわい病気にかからせない

犬の体調チェックのポイント

あいさつがてら顔をよく見る習慣をもつ

毎朝、最初に目と鼻、それに口元をよく見てあげます。健康チェックでもっとも大切なことは、「いつもと違う」ことをはやくキャッチすることです。

健康なときはどんな状態かを頭に刻んでおけば、ちょっとした変化にもすぐに気づくことができます。ふだんから犬の様子を見る習慣をつけておきます。
1.目やにがついていないか
目やには、目そのものの病気のほか、全身の病気でも起こります。ただ、片目だけに目やにがついている場合や、全身の症状がない場合には、目そのものに異常が起こっている可能性があります。

目の異常でよく見られるものが結膜炎や角膜炎です。目の表面、まぶたの裏が充血し、目をかゆがるのも特徴です。

目やにが出る全身の病気には、ジステンパーなどの感染症があります。この場合には、目の異常以外に、食欲不振、発熱などの症状を伴います。
2.鼻が乾いていないか
犬の鼻は、寝ている最中や起きてすぐのときには乾いています。このようなとき以外でも鼻が乾いている場合には、熱がある、脱水症状を起こしている、などの原因が考えられます。

熱がそれほど高くなく、ほかに症状がない場合には、水分をあげて安静にさせて様子を見ます。しかし、熱が非常に高かったり、鼻の表面がただれたりかさぶたになっている場合には、獣医師に相談をします。
3.鼻水が出ていないか
まず、鼻水の色や量を確認します。鼻水の原因としてもっとも多い鼻かぜでは、サラサラとした水のような鼻水が出て、次第にネバネバとした膿混じりの鼻水に変わります。

熱やくしゃみを伴うこともありますが、多くは自然におさまります。炎症がおさまりきらず、のどや気管支まで及ぶと気管支炎を引き起こすこともあります。

激しいせき、ゼイゼイという呼吸音が間こえる場合には肺炎の危険もありますから、一刻も早く獣医師にみせてください。

また、乾いた短いせきをするならケンネルコフ、高熱を伴うならジステンパーなどの感染症も考えられます。

白いティッシュを犬の鼻に当てれば、鼻息がティッシュにふれるかどうかで、鼻が通っているかが分かります。鼻水の状態も調べてください。
4.歯ぐきの色がおかしくないか
歯ぐきはもともと明るいピンク色をしているものです。しかし、赤茶色にはれていたり、出血しているときは、細菌感染や歯周病などの病気が疑われます。

早めに獣医師の診察を受け、適切な手入れ方法を教えてもらいます。。白っぽくなっているときは、貧血が疑われます。なかでも注意が必要なのが溶血性貧血です。

黄色っぽいのは黄恒といって肝臓の異常のサインです。いずれも、一刻も早く病院で診てもらう必要があります。

くちびるをめくり、歯ぐきの色は正常か、はれていないか、出血や陥没している部分はないかを定期的にチェックします。よだれが気になるときは、口のなかや口のまわりをチェックします。
5.よだれが出ていないか
激しい運動をしたあとやものを食べたあとでもないのに、くちびるの角によだれがたまっていたり、よだれを振り払うために盛んに首をふったりする場合は、よだれの量がふだんより多くなっているためです。

よだれの原因としてもっとも多いのが、口内炎などの口のなかの炎症です。異物をくわえたひょうしに口のなかを傷つけ、それが炎症の元となることがあります。