老猫とのつきあい方

老化の兆しは7歳~8歳

長寿国ニッボンは猫も長生き

人間社会と同じように、猫の世界でも医療の充実とともに、平均寿命は延びてきています。現在、猫の平均寿命は13~15歳といわれています。

とはいっても、おとなになった猫の4年は人間の1年に相当するので、猫は人間の4倍の速さで歳を取っている計算になります。

寿命は延びたが老化の時期も早くなった

食生活や環境の変化に伴って、老化現象が現れる年齢も低くなっています。ふつう、猫の老化は10歳くらいから始まりますが、最近では7~8歳で体のあちこちに老化が見られる猫もいます。

逆に17歳になっても元気で食欲も旺盛で、子猫を産み続ける猫もいます。

老化の現れ方は人間と同じ

老化の現れ方は猫によってもまちまちですが、老化が進むと、おおむね次のような変化がみられます。

1.抜け毛がひどくなる

各種のホルモンバランスが崩れ、栄養の偏りもあって、被毛のツヤがなくなり、抜け毛が多くなります。

時には部分はげになり、毛根も痛んでいるので毛が生えません。皮膚の張りがなくなって、色も黒ずんできます。

2.耳が遠くなり、目がかすむ

まわりのできごとに関心をもたなくなります。名前を呼んでも気づかなかったり、歩きながら物にぶつかったりすることが多くなります。

3.歯が抜け落ちる

歯石を放っておくと、歯肉や歯根が弱って、歯がぐらぐらしてきます。慢性の歯槽膿漏になると、口臭がひどくなり、歯が抜け落ちます。

4.動作が鈍くなる

筋肉をはじめ体の機能全体が衰えてくるので、刺激に対する反応が鈍くなり、体を動かすことをおっくうがるようになります

一日中寝てばかりいて、食事とトイレのときだけ起きてくるようになり、毛づくろいや爪とぎも、あまりしません。

5.消化器や泌尿器が衰える

運動不足からくる便秘や下痢の繰り返し、布団の上での排尿など、消化器や泌尿器の衰えが目立ちます。

6.餌を食べる量が減る

餌や飲み水の量も、ぐんと少なくなります。しかし、消化不良からかえって食事量が増えたり、糖尿病になって水ばかり飲んでいたりすることもあります。