食事を食べないとき
突然食べなくなったら病気を疑う
体は元気なのに食べようとしないのは他に原因があります。いつもと比べて元気があるかよく観察します。
食欲がないということが何らかの病気のサインであることもあります。その場合、早めの適切な処置が必要になりますから。
・ドッグフードが合わない
人間以上に食べることが楽しみである犬に、食べたくないようなドッグフードを強いるのはどうでしょう。
ドッグフードは食べさせるのには便利ですが、あくまでも便利さにこだわっていることもあります。また、ドッグフードを変えたら食べなくなったというケースもあります。
・おいしくないと思ったから食べない
犬が感じる味覚は人間のそれとは若干異なります。餌を美味しくないと感じたら、食べない、というのは当然かも知れません。
犬が美味しいと思える餌、食べたいと思える餌を用意してあげたらいいだけです。
犬が「美味しい」と思う餌の要素
1.匂い
野生時代の犬は、匂いで判断し、口にして確認するというかたちで、食物を摂っていたわけですから、これが一番重要な要素になるわけです。
2.食感
ドッグフードの堅さは場合によっては望んでいるものとは異なるかも知れないです。
3.温度
祖先が野生動物であった名残りでしょう。狩りをして殺した直後の肉の温かさが犬にとってもとても重要な味覚要素かも知れません。
4.味
肉に多く含まれるアミノ酸と甘味のあるものを好みます。
あれこれ不安になること
愛犬が食事だとわかったときに、これでもかとしっぽを振って、そして、無心に食べ、もっと欲しいとねだる姿は、犬を飼っている人なら、その姿が見たくて、毎日えさをあげているのではないでしょうか。
でも、急にそれが、「欲しくない」「見向きもしない」となったらどうでしょう。とんでもない、と不安がよぎるのが普通ですよね。
想像の範囲ですが、犬にしたら何らかの理由があるはずです。ごく普通に起こることは、胃腸にトラブルがある時。自分で分かってて胃を休めたいために食べないということです。
無理して食べさせないことも
そういう時は無理しないで食べさす必要はないし、一食抜けば自然と次は普通に食べたりします。子犬の場合は不安がストレスになっている新しく購入した後や、引越しの後、疲れ切って食べないと言うことが起こります。
新しい環境で緊張していたり、移動で疲れていると考えられるのでゆっくり休ませてあげたら大丈夫です。食べる事を無理強いすると、更にストレスになる場合があります。
おなかが減っているはずなのに食べないときは、病気や誤飲で全身状態が弱り過ぎて、食べたくても食べれないのかもしれません。獣医へ連れて行って、点滴してもらったほうがいいかもしれません。
吐いたり、下痢をしたり、ぐったりしているときは様々な症状が伴って食べないときはすぐに、獣医に相談です。
この場合は、絶食・絶飲させた方が無難です。雌犬の場合はヒートの前後に食欲がなくなる想像妊娠を起こしているケースも考えられます。
雄犬の場合はヒート中の雌犬と出会うことで興奮してしまい、食餌どころではなくなる個体も少なくありません。
どちらも時間がたてば収まるものです。老犬になって弱ってきた場合嚥下障害や歯の疾患などが原因の場合が多いです。
食べないと全身状態が衰弱して、また食べれなくなるという悪循環になります。