犬の食糞行動の原因

自分や他の犬のウンチを食べてしまうわけ
犬はそもそも残飯あさりをして生きてきたわけですね。だから自分の糞を食べることはその延長とも考えられるんです。
しかし、犬を食糞という、人間から見たら異常な行動に駆り立てるの原因が他にあると考えられるんです。
本能に根ざした自然な行動考えられる
子犬の食糞行動
子犬はしばしば自分の糞を口に入れてしまうんです。しかし、これはどちらかといえば自然な行動と考えられるんですね。
それは外界に対する好奇心が強いからであって、冒険の一環としての行動と考えられるのです。
ようするに、足元に落ちている奇妙な匂いを放つ物体を、思わず口に入れてしまうという感じです。この行動は育つにつれて治っていくと言われています。
母犬が子犬の糞を食べる
母親の場合は、巣の中にある排泄物の匂いにつられて敵が近づいてくるのを、子の糞を食べてしまう事で防ぐという本能的な行動と考えられているそうです。
同時に母犬は食糞行動によって、巣を衛生的に保とうとしていると考えられるということです。
本能的なもので一時的
そのままにしても治ることが多い
子犬、および母犬の食糞行動は、本能に根ざした自然な行動です。普通は放置しておけば自然と治るものと考えられます。
しかし、糞の持つ衛生面等で安全だという確証がない場合は、母犬や子犬が食糞行動をとる前に、できるだけ素早く糞を処分することが必要になるでしょう。
食糞した犬と一緒にいることは不快
食糞が治らないと口の中は臭くなります。そんな臭い息でハーハーしている犬が寄ってきたらどうですか。とても笑顔で受け入れることはできないでしょうね。
排出された臭い糞には、寄生虫や微生物、ウイルスなど病気の原因となるものがたくさん含まれている可能性があります。
また、道端に落ちている糞は、その落とし主がどんな病気を持っているかわかりませんよね。だから、食糞行動が治らないときは気をつけないと行けないのです。
ストレスや病気が食糞の原因の場合も
ゆったりした気持ちと体では起こらない
自然な食糞は多くの場合、ある一定の時期が過ぎればいつの間にか治っているものなんです。
しかしストレスや病気が原因となっている食糞は、放って置いても半永久的に治らないとも考えられるんですね。
そこでまず見直した方が良いのはエサの種類と量なんです。栄養バランスのよい新しいエサに変えてみたり、適切な分量に調節したりしてみる必要があるでしょう。
主人の気を引こうとしている
犬から見て、主人との関わりに不満がある場合、それが、食糞という行動になっている可能性もあるんです。
まず、犬の立場に立って、飼い方にも工夫する必要があるかもしれません。