犬が笑っているように見える時、感情を表現しているわけではない

ニコニコして笑っているように見える

笑顔に見えますが、犬の真意はわかりません

笑顔を見せることはたしかだけど、犬はハッピーなとき、うれしいときにも笑いません。人間には笑っている顔に見えるだけです。

後ろに引いた口は、うれしいときのサインではなく、服従のサインと考えられています。でも、人間の真似をして、笑う表情をする犬もいるそうです。

犬は学習能力が高いので、人間がほめてくれる顔を学んだのでしょう。驚くべき能力といえます。

楽しくて笑うのかどうかわからない

唇を後ろに引いて、口を少し開いた表情は、微笑んでいるように見えますが、これは「遊ぼうよ」というときのサインです。

楽しくて笑うわけではないでしょうが、ワクワクしているときには、こうした表情をします。

姿勢やしっぽで判断します

飼い主からしてみれば笑っている顔に見えても、犬と人間の感情表現は別物です。顔だけを見ないで、全身を見て判断しましよう。

遊びに誘うとき、犬はおじぎをするようなポーズになります。腰の高さはそのままに、背中を弓なりにして、ふせをします。

おしりとしっぽも振って、前足を持ち上げたりして、遊びたい気持ちを表現します。

うれションって、本当にうれしい?

うれしいのは本当ですが、興奮のしすぎです

飼い主に会えると、喜びが爆発します。犬は、家族が会社や学校に行っている間、ずっと我慢して、寝て待っています。

そこへ飼い主が帰ってきたら、うれしくて仕方がありません。ワンワンほえたり、ぴょんぴょん跳びはねて、飼い主の顔をなめようとします。

飼い主が帰ってきた喜びを抑えきれないのです。とくに体力がありあまっている子犬や若い犬は、激しく歓待してくれます。

興奮のあまり、子犬が母犬に甘えるように、おしっこをしてしまう犬もいます。犬にしてみれば喜びのポディランゲージなのです。

やっと帰宅したのに玄関でおしっこをされてしまう飼い主は、犬をしかりつけてしまうケースもあるでしょう。

興奮を静めてあげたほうがいい

しかし、うれションしてしまった犬を怒ってはいけません。これは服従の行動なのです。

これ以上の服従を示す行動はないのに、それを拒否されたら、犬はどうしてよいかわからなくなります。

対処法として、出迎えをするときの興奮を抑えるようにします。帰宅時に犬が跳びついてきても、一緒になって騒がず、冷静に応えます。

「ただいま」と声をかけたり、ほめたりしてはいけません。犬と目をあわさないようにして、淡々と部屋に入っていきます。

興奮しすぎのときには「まて」!

静かに対処しても跳びついてくるようなら、「まて」「すわれ」と命令をしたり、ひざを前に出してジャンプさせないようにします。

飼い主が遊ぶ気がないとわかれば、犬は拍子抜けして、5分もたてば興奮がおさまります。それをくりかえせば、帰宅時に大はしゃぎすることはなくなります。