猫がいっしょに寝たがる理由と、その時に見せる素振りに癒される

寝ているときの素振り

飼い主の上に乗って寝たがる

少し優位に立ちながら甘えていたい乙女心のような気分なんです。子猫気分とボス猫気分が入りまじっているようなものです。

人と猫との親密度がもっとも高まるのは、秋から冬にかけてです。寒くなるにつれて、飼い主のひざの上に乗ってくる回数が増えます。

「重いよぉ」なんて文句を言いながらも、飼い主は幸せ気分です。猫が飼い主の体の上で寝ようとするのは、ひとつには近くにいたほうがあたたかいということがあります。

でもそれ以上に、飼い主のにおいのする場所のほうが、安心して眠れるということが大きな理由です。夜、飼い主が睡眠をとろうとベッドに入ると、いっしょについてくる猫も多いようです。

このとき飼い主の体の上に乗ってきて寝たがる猫もいれば、飼い主のわきに寄り添うように寝る猫もいます。

体の上に乗ってくる猫は、そばにいたいという子猫気分と、体の上に乗ることで飼い主より優位に立ちたいというボス猫気分が入りまじっています。

こうした猫はしばしば、飼い主の胸や顔のあたりで寝ようとします。冬の朝、猫の重さに耐えかねて目が覚めたという経験のある飼い主も多いと思います。

気温との関係

寝場所がかわっていく

猫が快適に感じる温度は20度前後といわれています。この温度より高くなると、いくら甘えん坊の猫でも、飼い主の体の上に乗ろうとしなくなります。

猫といっしょに寝たいのなら、また次の冬を待つしかありません。

寝ているときに足をばたばたさせる

夢の中でスズメを捕まえている

1日の3分の2をうたた寝しているほど、猫は「寝子」といわれるくらいによく寝る動物で、1日のうち3分の2を睡眠に費やしています。

試験勉強や仕事のために徹夜をする生活は猫には無縁です。しかし、16時間中12時間はうたた寝なのです。

それは、いつも神経がはりつめている。小さな物音にも耳だけは反応します。起きるときは、あくびと伸びで一気に目を甦まします。

30〜60分おきに、深い眠りと浅い眠りをくりかえします。浅い眠りのときは夢を見ることがあると考えられています。

人間からはうらやましがられますが、きちんと理由があります。獲物をとったり、敵が襲ってきたときに逃げたりするために、普段は寝ることでエネルギーを温存しておく必要があるのです。

いつでも起きて行動できるようにするために、猫の眠りのほとんどはうたた寝です。浅い眠りのときは、起きているときとよく似た脳波が出ています。

眠りには、脳は休んでいるけれど、体には力が入っているノンレム睡眠と、脳は活発に飼いているけれど、体はぐったりしているレム睡眠の2種類があります。

レム睡眠のときは、猫の休がぴくぴくとけいれんしたり。眼球かすぱやく動いたりするのでレム睡眠だとわかります。

このレム睡眠のときに、人の場合は夢を見ることが多く、実は猫も同じように夢を見ているであろうと考えられています。

ジュヴエというフランスの大脳牛理字者は。猫の脳のある都分に傷をつけて、寝ているときでも体が自由に動けるようにしました。

すると猫は、レム睡眠に入ると、獲物を追いかけようとするような行動や、何かにおびえて逃げようとするような娶勢をとったというのです。

猫が睡眠中に体をぴくつかせたら、狩りの夢でも見ているのかもしれません。