猫の特性、撫でてあげると喜ぶ、無視されると寄ってくる

なでられていたら突然爪を立てる

さわられる強さや長さでウットリがイライラにかわる

快と不快は同じ場所で感じているのです。ネコが赤ちゃんのとき、母ネコは子ネコの体をさかんになめます。

これはとても気持ちがよさそうです。人からなでられるときも、ネコはこどもの頃に母ネコからグルーミングされたのと’同じ気持ちよさを感じるようです。

ネコの毛は、根元の部分が感覚神維細胞とつながっています。毛をなめられたりなでられると、この感覚神維細胞がほどよく刺激を受けてウットリするのです。

特にネコが好きなのは、首筋やあごの下、おしりやおなかをなでてもらうことです。こうした部分は、ネコにとっては急所でもあるのです。

だから警戒心の強いネコだと、飼い主などごく限られた人をのぞいて、なかなかさわらせてくれません。

でも急所は感覚が敏感な部分であるだけに、信頼できる人からさわられるとすごく気持ちがいいものなのです。

しかしなで方が強かったり、しつこかったりすると気持ちいいは不快にかわります。ウットリしていたネコが、急に人に噛みついたり、爪を立てたりするのはこのときです。

ネコは、なでられることを苦痛に感じると、イライラしたようにしっぽを振っりたり、瞳孔が大きくなったりします。

飼い主としては、このサインに早く気づくことが大切です。

飼い主に対して腹を立てた後、ネコは、今度は自分で自分の体をなめることがよくあります。

これはなめることで乱れた毛並みを整えつつ、興奮した気持ちを静めようとしている行動で、転位行動とよばれます。

新聞を広げると必ず上に乗って邪魔をする

不安な気持ちからのぞきにきます

机の上に本や新聞を広げて読んでいるときに、どこからともなくネコがやってきて、どっかりと上に座ることがあります。

しかも読書に熱中してにしてほしいときに限って、邪魔をしにきます。飼い主は、なんだよ、という気分でネコを見つめることになります。

実はこのとき、ネコの側も飼い主に対して、なんだよ、という気分を抱いているのです。

ネコからすれば読書をしている飼い主の姿は、ある一点をじっと見つめているかのようにうつるのです。

いったい何があるのか、と思って飼い主の近くに寄ってみるのですが、何もありません。どんな名作の小説も、ネコにはただの紙の束です。

ネコとしては、そんなわけのわからないものに集中するなんて、気に食わない。もっと自分を見てほしい、と本や新聞の上に乗るわけです。

同じような対象になるのはパソコンです。画面に集中している飼い主も気に食わないのです。

かまわれすぎるのはイヤだけど、無視されるのもイヤというネコの性格がよくあらわれています。

難しいのは、このときの対処法です。下手にネコをどかせようとすると、怒って噛みついてきたりします。

無事どかせることに成功しても、しつこくまた乗ってきたり飼い主としてはしばらくネコと遊んでやるか、邪魔されないように新聞や本を手に持って読むしかありません。

指を出すと自分から鼻をつけてくる

A.突起を見つけるとネコ同士のあいさつを思い出すから

ネコ同士はまずにおいで相手を識別します。特に深い理由はないのだけど、ネコの顔の前に指を突き出してみたことがある人は、結構多いと思います。

そんなこと、やったことがないという人は、今から試してみてください。どうなるでしょう。きっと、ネコが指をかぎはじめるはずです。

これは別にあなたの指が、特別に臭いからではありません。ネコには、敵意のないほかのネコと出会ったときに、お互いに鼻を近づけてぐんぐんとかぎあう習性があります。

体がくっつかないように首と顔をできるだけ伸ばし、鼻だけを近づけます。ただし鼻を近づけることはあっても、すりあわせることはありません。

そして相手のネコのにおいを確認することで、強いヤツか弱いヤツか、友達になれそうかどうかをチェックしているのです。

小さな突起物を見ると、ネコは鼻を近づけてほかのネコとあいさつすることを思い出します。

だから人が指を突き出すと、あいさつしなければと、ほとんど本能的に体を動かしてしまうわけです。

突き出すと鼻を近づけてくるのは、指だけではありません。飼い主がネコに顔を近づければ、ネコのほうも飼い主に顔を近づけてきます。

もしかして、キミは私とキスがしたいのとうれしくなる瞬間ですが、ネコはあなたと鼻であいさつがしたいのです。

また、見慣れないものを見つけたときも同様、突起のあるところに鼻を寄せ、においを確認しようとします。

ネコのあいさつは鼻が終わると、首からわき腹へと移動します。最後は肛門をかごうとしますが、お互いになかなかかがせようとはしません。

でも結局は劣位のネコのほうがしっぽを上げて、においをかぐことを許すのです。これで友好関係が成立するわけです。