犬が神経過敏になるヒート、ストレスの元にも、社会性がわかる犬に

ヒートで性格が変わったようになる

ふだんより神経過敏で攻撃的なのはなぜ?

ホルモンバランスがくずれて、イライラしやすくなります。さまざまな意識が過剰になります悪気があってピリピリしているわけではないんですね。

メスの犬はヒート(発情)中には、妊娠するしないにかかわらず、妊娠時と同じホルモンの変化が起きます。

受精した卵をいつでも子宮に受け入れるようにして、できるだけ妊娠率を高めるためと考えられます。そのため、食べ物の好みが変わったり、食欲不振になったり、いつもよりゆったりした行動になったりします。

ときには母乳が出るようになる犬もいます。さらに、子育て中の動物というのは、母性本能が高まり自分の巣や子どもを守るために攻撃性や警戒心が強まります。

そのためにピリピリしているようにみえます。オスの犬の場合は、自分がヒートするわけではないので、そうしたホルモンの変化は起こりません。

しかし、ヒート中のメスの犬のにおいがすると興奮して、庭から脱走したり、食欲不振になったりすることがあります。それがかなわないと、ストレスでイライラして、ほえたりします。

ヒートがすぎれば、またおだやかに

メスの犬はヒー卜してしばらくは体に変化が起きていて、数日間はピリピリするかもしれません。ヒートが終われば、いつもの性格に戻ります。オスの場合は近くにメスがいなくなれば、平静に戻ります。

ホルモンバランスで性格が変わる?

犬によりますが、オスは去勢すれば、メスをめぐる争いやなわばりへの意識が減って、攻撃性や支配性が低くなり、飼いやすい性格に変わることが多いようです。

りっぱな大人になるための社会勉強

生後3〜15週の間に、生き方を学ぶ

生後3〜15週、つまりおよそ2〜4力月齢を、犬の「社会化期」といいます。この時期にさまざまなことを体験すると、多少のストレスには動じない、タフな精神力になります。

反対に、この時期に飼い主以外の人やほかの犬、社会とのふれあいがなく、孤独な生活を送ると、内向的で臆病な性格になる可能性が高くなります。

さまざまな犬や、動物、ものとの出会いを体験させる

子犬のときは、恐怖心よりも好奇心や探求心のほうが勝っています。その気持ちを大切にして、どんどん社会勉強をさせましょう。

犬はもちろん、猫やほかの動物、や掃除機などの道具に近づく経験をつませることが大事です。生後5カ月をすぎると、しだいに警戒心が強くなっていき、見知らぬものにおびえるようになります。

社会化期のうちに、できるかぎりまわりのさまざまなものに触れさせるようにしましょう。