犬の生きがいの一つが出産、本当に気になる去勢と避妊のこと

我が家の犬がもうすぐ出産

安心させてやりたい

ソワソワして落ち着かず、安らぎがほしい時期です。出産が近づくと、母犬は静かで暗く、暖かな場所を探します。

オオカミは巣穴で出産、子育てをしますから、それに似た環境です。階段の下や押し入れなどを好む犬もいるようです。

しかし寝床でいちばん大切なのは、リラックスできることです。新品のベッドや人の出入りが多い部屋は、ストレスになります。

いちばんいいのは母犬自身が選んだ場所に、お気に入りの毛布などを置いて、安心させてあげることです。

妊娠じゃない場合もある

偽妊娠とは?

出産前には専用のベッドに寝かすことになりますが、妊娠初期から出産用の寝床を用意するのは早すぎます。

巣づくりをするそぶりを見せ、おつぎにんしんぱい力言はれてきても、「偽妊娠」の場合もあります。妊娠したかどうか、動物病院で診断してもらうとよいでしょう。

去勢や避妊の悩み

犬にとっては悲しい?

正解のない、むずかしい問題です。アメリカでは、獣医も訓練士も、去勢避妊をすすめるケースが多くなっています。

ヨーロッパでは反対に、本来の犬らしさが失われるという考えのもと、去勢・避妊を認めない傾向もあるようです。

去勢・避妊についての考え方は、国民性や個人の価値観、住宅環境などによって、さまざまです。

去勢・避妊をすると、動物としての本能的な行動が減り、飼いやすくなります。

反面、本来の犬らしさに変化が出ます。愛玩動物として犬を飼いたいのか、犬らしい犬との暮らしを望むのか、飼い主さんひとりひとりの考え方に大きく左右されます。どれが正解と言い切ることはできません。

去勢・避妊のメリットとデメリット

去勢・避妊の影響

実際に去勢や避妊をおこなうと、一般に男の子は攻撃性、なわばり意識が低くなり、ヒート中の女の子に悩まされることが減ります。

異常な興奮がおさえられ、性格が丸くなります。精巣に関する病気もなくなります。その代わり、活動性が低くなり、運動量が減って肥満になりやすくなります。

女の子は子宮、卵巣がなくなるため、その病気にかからなくなります。ヒート中の出血で室内が汚れることもありません。

その代わり、男の子のようにマーキングをしたり、攻撃性が強くなったりすることもまれにあります。

決断を下すのは飼い主
あなた自身の考え方次第
日本の都市部では昔のように、犬がいつの間にか妊娠することは減りました。しかし、基本的な管理ができない場合や、攻撃性を改善できずにこまっているなら、去勢や避妊をすることもひとつの方法です。

飼い主がメリットとデメリットを理解し、最善の道を選んであげることが必要です。