噛み癖を直すにはどうすればいい?

かんでいいもの、悪いものを教えてあげる
ものを噛む犬に向かって、やみくもに叱っても効果はありません。
どんな状況でものを噛むのかを観察して、それに応じて対処するよう心がけます。
ものに対する噛み癖の対処法
かまってほしいのが原因の場合
飼い主の注意を引くために、わざと噛むんですね。そんなときは、かまわず無視することが大切です。
特定のものを噛む場合は、おもちゃだと勘違いしていることもあるので、代わりのものを与えたらいいでしょう。
不安な気持ちが原因の場合
家族がいないときに限って噛み癖が出る場合は、分離不安症のサインと考えられます。ようするに、ひとりぼっちの不安が強すぎるわけです。
しっかり構って上げて、不安を取り除くことが大切です。分離不安症が解消されれば、噛み癖もおさまります。
人に対する噛み癖の対処法
人を噛む場合は、ものを噛む場合よりずっと深刻なんです。人と暮らしていく上で必要な基本のマナーを身につけさせ、事故が起こるのを防ぎましょう。
家族内で自分が偉いと思い込んでいるのが原因
気に入らないことがあると、飼い主でも噛む。これは甘やかして育てられた犬が、自分をボスだと思っている証拠です。
しっかりと服従訓練をおこなって、飼い主がリーダーであることを教え直す必要があります。
社会性の不足や警戒心が原因
犬が家族以外の人間とどう接していいか分からなかったり、縄張りを守る気持ちが強すぎることが原因です。散歩を通して徐々に外の世界に慣らしていくことで解決できます。
吠え癖を直すにはどうしたらいい?
ほかの犬に向かってやたら吠える
ひとくちに吠えるといっても、怖くて吠えてしまう場合や、相手を威嚇するために吠える場合、仲間を見つけて喜んで吠える場合などがあります。
それぞれの時に、犬の様子をよく観察して、その状況に適した対応をすることが大切になってきます。
吠える行動に対する対処法
安心感を持たせる
怖くないと思わせることが大切です。が吠えそうになったら、優しく声をかけて落ち着かせます。体もなでて、不安をとりさのぞき、安心させてあげます。
おとなしい犬のまわりを歩く練習をおこなうのもいい方法です。その犬との距離を徐々に縮めて慣れさせます。
飼い主に注目させる
ほかの犬に気づいたら、すぐに犬の名前を呼んで飼い主のほうに注目させます。吠えようとしたら「スワレ」をさせて、相手の犬が通り過ぎるまでそのままにしておきます。
どうしても注意が犬のほうにいく場合は「フセ」をさせます。吠えずにおとなしくしていたら、静かにほめてあげます。