おすわりや待てのできない犬をしつける方法、服従させる上下関係とは

さまざまな指示に従わせる

スワレの指示を出す

「スワレ」といってしばらく待ちます。座らなければ、軽く腰をたたいて座る動作を促します。たたかなくても座ったら、よくほめる言葉だけで座ることができたら、よくほめます。

このとき、大げさにほめると犬が興奮して逆効果になります。ゆっくり落ち着いてなでてあげるのです。

トマレの指示を出す

ゆっくり犬と歩きます。歩きながらリードを短く持ち直し、「トマレ」と指示を出すと同時に、リードを引っ張って立ち止まらせます。

犬が立ち止まったら「スワレ」の指示を出して座らせます。何度も繰り返して、「歩く→止まる→座る」の流れを覚えさせます。

マテの指示を出す

食餌のときや散歩に出かけるとき、危険な行動をとろうとしているときに、犬におとなしくその場で待たせることを教えます。この「マテ」は、犬に我慢ということを覚えさせるしつけです。

リードでコントロールしながら、おやつやほめることをうまく使い、段階を追って教えていきます。

座った状態でマテの指示を出す

犬にリードをつけてスワレをさせます。犬の鼻面に手をかざして「マテ」と指示を出しながら、2、3歩離れます。一時的にはおやつを利用してもかまいません。

しかし、最終的には「マテ」の言葉を理解させなければなりません。

リードをうまく使って教える方法

1.指示の声とリードをうまく合わせる

犬が腰を浮かしかけたら大きな声で「マテ」と指示します。リードを上に引っ張って動きを阻止します。再びマテの指示を出し、同じ動作を繰り返し、数秒間離れてもじっとしていられたら犬の元へ戻り、マテの姿勢のままほめます。

おやつを利用する場合は、犬の様子をよく観察して、落ちついているようなら、十分間をあけてからごほうびとしてあげます。

犬の正面に立って「スワレ」の指示を出します。犬が座ったら「マテ」といって、じりっと後ろに下がります。手のひらを犬に向け、制するような形をとります。しつけでは、これを「マテ」を指示する合図として使います。

2.動きそうになったらすぐにリードをひっぱる

犬がつられて歩きそうになったらすぐに犬の元に戻り、リードを引っ張り、動きを阻止します。そして再びマテの指示を出してその動作を繰り返します。

徐々に待つ時間を長くしていきます。慣れてきたら、リードを緩めて持ち、わざと犬が動き回れる状態でも待っていられるかどうか、練習します。

3.飼い主が見えなくても待てるようにする

リードを持ったまま左右にゆっくり歩いてみます。犬が落ち着いて座っていたらそのまま静かに犬の周囲を一周します。犬の後ろを回ることは犬の視界からはずれることになります。それでも待っていることができたらほめてあげます。

スムーズにできるようになったら、「マテ」の指示を出し、リードを手からはなして、同じように犬の周囲を回ります。犬がじっとしていられたら、よくほめてあげます。

長さの異なるリードを三本つける1m程度のリードと10m程度のリードを2本つけます。長いほうを飼い主が、短いほうを手伝う人が持ちます。

4.長いほうのリードを持ったまま犬から離れる

「スワレ」をさせて、犬の目を見たまま、少しずつ離れていきます。一度に10m離れるのではなく、少しずつ距離をのばしていきます。

5.犬が動きそうになったらリードを引っ張る

犬が動きそうになったら長いリードを持っている人が「マテ」と指示、同時に協力者は短いリードを上に引っ張ります。

この場合、協力者の役割が非常に大切なので、よく打ちあわせをしんな状況でも待てるよう気強く教えます。リードを活用するのがポイントですね。