犬が元気なく、具合が悪いときに見せる病気のサイン、便の状態の違い | 悩むよりまず相談、明日への希望に!

犬が元気なく、具合が悪いときに見せる病気のサイン、便の状態の違い

犬の病気のサインを見落とさない

犬の動作が表すこと

犬がいつもと違う動作をするとき、それは体にいつもと違うことが起こっていることを示しています。犬が発するサインをしっかりキャッチしてあげましょう。

頭を強く振る

たとえば耳のなかに異常があってそれをとりのぞこうとしていサインです。耳に虫やごみなどの異物が入った場合や、中耳炎、耳かいせんなどの耳の病気が考えられます。

片方の耳を傾けたり、耳を壁にこすりつけたりといった動作が見られることもありますね。

お尻を床にこすりつける

胆門周辺にかゆみや不快感があるサインです。虹門周辺の皮層炎や門雲炎などの可能性があります。

寄生虫がいる場合は寄生虫の片節が便といっしょに排池され、それが服門周囲を刺激するため、お尻がかゆくなったり、違和感があるためこするんですね。

触られるのをいやがる

体のどこかに痛みがあるサインです。外傷や皮膚の炎症のほか、内出血、打撲、内臓の結石など、目に見えない異常が起こっていることもあります。

体の動きがおかしかったり、呼吸が乱れている場合にはすぐに病院へ連れて行きましょうす。

ウンチがゆるい時の注意点

犬のウンチは健康状態を表す

食べたものは胃や腸を通過して最終的にウンチになります。ウンチがいつもと違うということは、この通り道のどこかに異常があるサインです。

固さや色、異物が混じっていないかなどをよくチェックします。健康なウンチは、ティッシュでつまむと完全にとれます。ウンチの跡が地面に残るのは、軟便のサインです。

下痢の原因の大半は慣れない食事が原因

下痢のもっとも大きな原因は食べ物が変わったことです。いつもと違うものを加えたなど、ちょっとしたことが引き金となっていることもあります。

元気も食欲もあれば、減食させて様子を見ます。2~3日でおさまればそのままでかまいません。

しかし、すぐにぶり返したり、下痢が1週間以上続いたりする場合、嘔吐や発熱などほかの症状を伴う場合は、早急に獣医師に相談したほうがいいでしょう。

ウンチの色、回数、固さをチェック

下痢が起こったときには、動物病院に行くことも考えて、ウンチの形ややわらかさ、排便の回数、一回に出る量などを見ておきましょう。

とくに、ウンチの色は原因を突き止める上で重要な情報になりますから。

赤い便

大腸や虹門周辺から出血しているために、便の表面に赤い色がつきます。食物アレルギーや大腸炎、寄生虫の可能性もあります。

黒い便

胃や小腸など、消化管の上のほうで出血が起こっているサインです。ただ、生肉を与えている場合や食餌が黒っぽいときも、便が黒くなります。

白・薄黄緑便

便に含まれる脂肪分が非常に多い状態です。消化不良やすい臓の病気、寄生虫などが考えられます。

おなかに優しい環境を整える

食餌に含まれる脂肪が多いと、ウンチがゆるくなります。軽くゆがいて脂を落とした鶏肉をフードに混ぜるなど、消化のよい炭水化物を中心に、少量のたんぱく質を加えてあげます。

下痢がおさまったら、少しずつ元のドッグフードを混ぜて、徐々にふつうの食餌に戻します。また、食餌だけでなく、室内で体が冷えない工夫も必要ですね。

内犬では、夏にエアコンの冷気でおなかを冷やし、下痢を起こすこともあります。冷気がたまりやすい床面より少し高いところ(30cmくらい)に寝床を設置しましょう。