犬の歩き方がおかしいとき、ふらついたり、よろけたりしたときの対応 | 悩むよりまず相談、明日への希望に!

犬の歩き方がおかしいとき、ふらついたり、よろけたりしたときの対応

急に歩き方がおかしくなったら要注意

まず、ケガをしていないか調べる

突然歩き方がおかしくなったとき、もっとも多い原因は足のけがです。どの足をかばっているかよく見て、その足の裏、爪関節、皮層などを調べます。

注意が必要なのが、けががない場合、関節にふれると痛がる場合、逆にどこも痛そうな様子がない場合、数日たっても治らない場合などです。重い病気の可能性もあるので、獣医師に相談します。

歩くリズムが不源則でギクシャク歩く

明らかにどこかの足をかばっているのでなければ、腰の骨や股関節に原因があります。とくに、前足に比べて後ろ足の歩幅が狭い場合には、股関節形成不全やレッグ・パーセス病などの股関節の病気が疑われます。

成長期の子犬で足が曲がっている場合には、くる病も考えられます。栄養不足だと、前足がO脚に、後ろ足がX脚になります。食餌の栄養バランスを見直すことも必要です。

足を引きずる

左右のどちらかだけならば、骨折や脱臼などのけがが考えられます。後ろの足を左右とも引きずって犬が歩くのがつらそうな場合は、戸板のようなものを用意し、患部が上になるように寝かせて運びます。

適切な板がない場合には、バスタオルなどを四方から引っ張り、板の代わりにします。

フラフラと歩く

気温も湿度も高い環境で長時間過ごしたときに、呼吸が荒く、大量のよだれが出るなどの症状を伴う場合には、熱中症の疑いがあります。

早急に対処する必要があります。また、脳の病気などで神経が障害を受け、まひを起こしている可能性もありま

ひどくかゆがってかきむしる

皮膚の状態を調べる

同じところばかりかいていたり、まとまって毛が抜けている部分があるときは、皮唐が赤くなって炎症を起こしていないか、ノミはいないか、ふけは出ていないかを調べます。

皮膚の異常がなく、かゆい様子もないのに脱毛している場合は、内臓の病気も考えられます。勝手に薬を使ったりせず、必ず獣医師に相談してください。

手や足先が脱毛しているとき

細菌、真菌に感染したり、ダニやノミが寄生したりすることで炎症が起こっていることがあります。

お尻や奮中が脱毛しているときは、ノミやアレルギーが疑われます。おなかや内股まで広がることもあり、強いかゆみを伴います。

左右対称に脱毛しているとき

ホルモン分泌の異常が疑われます。左右対称に毛が抜け、皮層が黒ずむなど独特の症状があります。

こんなことが原因で毛が抜けることも

・刺激の強いシャンプーを使っていると、皮層炎が起こり、脱毛する

・肉や魚、卵など、たんぱく質に対してアレルギーを起こす

・食器やおもちゃなどの化学物質や合成樹脂に対してアレルギーを起こす

体をかくところを調べる

かゆみを起こす原因はいろいろです。ノミやシラミが原因の場合は、全身どこでもかゆみが起こる可能性があります。

特定の部分だけをずっとかく場合は、ある程度原因をしぼり込むことができます。