種々のキャットフード
人間顔負けのメニューがそろう
最近のキャットフードは素材やカロリーも十分に考慮されているので、飼い主も手間をかけることなく与えられます。
けれども、1種類のキャットフードだけで、必要な栄養のすべてをまかなうことはできません。猫の年齢や運動量、消化能力などによって、餌の種類を変える必要があるからです。
猫は偏食なのでキャットフードは慎重に選ぶ
キャットフードには、ドライ、缶詰、はんなま半生の3タイプがあります。輸入物も含めて多くのメーカーから売り出されていますが、ある程度信頼されている商品を選ぶことが重要です。
猫は偏食性が強いので、同じタイプのものだけを毎日与えると、ほかのタイプの餌を食べなくなることがあります。
栄養のバランスを考えると、子猫のうちからいろいろなタイプの餌に慣れさせておきたいものです。
・ドライタイプ
ドライタイプは、栄養のバランス面で特にすぐれた食品です。安価で、夏場の日持ちもよく、食器の汚れも少ないので、多くの飼い主に好まれています。
歯ざわりがかたいので、歯についた歯石もある程度除去できます。水分含有量が少ないので、必ず新鮮な水をたっぷり添えて与えてください。
・缶詰タイプ
素材の味を生かしたグルメタイプと、複数の素材を調整した完全栄養に近いレーションタイプがあります。
「猫の食い残し」ともいわれるように、このタイプは食べたものがまわりに飛び散りやすいので、食器のまわりは、こまめに掃除をします。
・半生タイプ
ドライと缶詰の中間タイプです。栄養バランスにすぐれていますが、ドライタイプほど日持ちしません。
室内飼いの猫には『猫の草』
猫が草を食べるのは、ビタミンその他の妻分を摂取するためではありません。グルーミングの際に飲み込んで、胃のムカムカの原因となる毛玉を吐き出すために、先のとがった草を食べて胃の内壁を刺激しているのです。
室内飼いの場合は、猫専用の草を用意しておけば、観葉植物などを荒らされずにすみます。猫専用の草はペットショップでも売っていますが、自分でそろえる場合は、先がとがったイネ科の植物などを鉢に植えておきます。