歯石も歯槽膿漏もある、猫の歯と気をつけたい爪の手入れ

歯の手入れ

年齢とともに増えはじめる歯石

猫は人間のように毎日歯をみがけないので、歯の汚れをほうっておくと、歯石がついてしまいます。歯石は年齢とともに増えはじめます。

歯石がひどい場合は、動物病院で取り除いてもらいましょう。日ごろからやわらかい餌ばかりでなく、ドライタイプの餌を与えることで、ある程度歯みがきの効果が得られます。

歯みがきは週に2~3回、猫用の歯ブラシで

猫の歯の手入れは、人間のように食事ごとにする必要はありません。週に2~3回、歯みがきをしてやるのが理想的です。子猫のうちから歯みがきをしつけておけば、歯をいじられる恐怖心をもちません。

はじめは、やわらかな薄い布を指に巻いて軽く歯の表面をマッサージします。慣れてきたら、猫用の歯ブラシできちんとみがきます。

猫用歯ブラシにも種類があり、人差し指にはめてみがくタイプのものも売られています。使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

歯が抜け落ちる歯槽膿漏

歯石は、歯の表面についた汚れがだえき唾液と反応して歯に付着したものです。歯石をほうっておくと、やがてしそうのうろう歯槽膿漏を引き起こします。

歯槽膿漏のために、歯肉炎や口内炎を起こすと、歯肉が赤く腫れて口臭がひどくなり、かたいドライフードを嫌がるようになります。

時には、口からしまりなくよだれを垂らすこともあります。痛みがひどいと、前足で口の周辺をかきむしり、歯に何かがはさまったようなしぐさも見せます。

ほうっておくと、しだいに歯ぐきが弱り、しまいには歯が抜け落ちてしまいます。

伸びすぎた爪の手入れ

深爪に気をつけて先端部分を切る

猫の爪とぎで、家具や柱がきずつけられることがあります。爪とぎは猫の習性なので、いちいち腹を立てていたら、きりがありません。

月に1回くらいは爪をチェックして、伸びすぎていたら切ってやります。

足の裏にある肉球を軽く押すと、並臼段は引っ込んでいる爪が出てきます。爪は猫用の爪切りで切りますが、切る場所は先端のとがった部分だけにとどめます。

あまり深く切りすぎると、中の血管を傷つけて出血することがあります。猫の爪が半透明の場合は、血管の通っている部分が透けて見えます。

手入れといっしょに健康チェックもする

外出が自由な猫は爪の汚れや付着物で、どこで散歩してきたかわかることがあります。けんかをしてくれば、爪には相手の猫の毛がひっかかっていますし、アスファルトの道を走ってくれば、爪の先が割れていたりします。

爪や指先に異常があると、猫はその部分をしきりに舐めます。すぐに手当てをし、傷がひどければ獣医師に診てもらいます。

茶色く汚れた爪の生え際

最近は爪のはえぎわが茶色く汚れた、肥満の猫を見かけます。汚れの原因は、爪と皮虐のあいだに脂肪分に富んだあかがたまるためです。

汚れは指と指のあいだにまで広がることがありますが、これはアレルギー性皮層炎の猫によく見られます。猫はこの汚れを、懸命になめて取ろうとします。

刺激のないベビー用石けんで軽く洗うと効果があります。アレルギーの場合は、毎日きれいに足を洗うことで、ある程度症状が軽減されます。