猫の発情期、室内飼いの雌の発情は年中、落ち着かせるのはむずかしい | ペット大好き!アニメ大好き!

猫の発情期、室内飼いの雌の発情は年中、落ち着かせるのはむずかしい

猫の発情について

室内飼いのメス猫は四季を通して発情

猫の繁殖シーズンはもともと春と秋ですが、室内で飼われるようになってから雌猫が発情する季節は少しずつ変化しています。

家の外で飼われている猫は日照時間の長さや外気温の変化を感じ取って発情が始まります。

ところが、室内外の猫では、冬は暖房、夏は冷房、夜は遅くまで明るいという環境で暮らすため、季節感が失われるのです。その結果、メス猫の発情は一年中見られるようになったのです。

生後6~12か月で発情が始まる

メス猫の発情は、生後6か月から、遅いものでも約12か月から始まります。一般に、短毛種より長毛種のほうが、発情は遅れるといわれます。

猫の発情は多発情型といって、1回の繁殖シーズンに、何度か発情が現れます。通常、交尾がなければ、2~3週間の周期で、発情が繰り返されます。

交尾後の排卵で発情は終了する

発情したメス猫は、人間の赤ちゃんが泣いているような、独特の甲高い声で鳴くので、この鳴き声が、しばしば近所迷惑の種になります。

メス猫の1回当たりの発情期間は、オスとの交尾がなければ、10日ほど続きます。メス猫がオス猫と交尾をすれば、1日~2日で排卵が始まり、交尾後5日ほどで発情は終わります。

発情が終わると、今までのやかましい鳴き声は、ピタリとやみます。このように、メス猫の排卵形式は、交尾による刺激がなければ排卵は始まらないという、きわめて特異なもので、交尾排卵とか誘起排卵とよばれています。

発情があるのはメス猫だけ

成猫の性別を見分けるのは難しくありません。尻尾を持ち上げてお尻を見るとふたつの穴があります。穴の間隔が1cmくらいならメス、2cm以上あればオスです。

オスならふたつの穴の間に畢丸が、ふくらんで見えます。顔の幅も、性別を見分けるポイントになります。

顔がほっそりとしているのはメス、顔の幅が広く見えるのはオスです。三毛猫はメスばかりでオスはほとんどいません。いても体が弱かったり、生殖能力を欠いています。

オスの性成熟

オスが性的に成熟するのは、メスに比べると数か月遅れ、はやいもので生後9か月くらいからです。

発情という言葉は、一般にメスに対して使われ、オスには使われません。オスはメスが発情すると、その刺激で交尾を行うようになります。

メスが発情しなければ、オスは交尾をせまることはありません。交尾の選択権もメスにあります。性成熟したオスは、自分の縄張りでスプレーをします。これは、立ったままの姿勢で後ろに飛ばす、強烈な臭いの尿です。