猫のメスの避妊手術をしない時のリスク、オスなら去勢、費用以上の問題 | 悩むよりまず相談、明日への希望に!

猫のメスの避妊手術をしない時のリスク、オスなら去勢、費用以上の問題

将来のことも考えて去勢・避妊を行う

避妊について

・去勢手術(オス)
一般にオスはメスよりも成長が遅いので、生後1年くらいでするのが望ましいといわれています。

はやすぎるとホルモン失調から皮層病にかかったり、成長が阻害されたりします。手術では精巣を摘出します。手術時間も5~10分程度で、日帰りですみます。

・避妊手術(メス)
初発情の前に手術することで、乳腺腫痛をある程度防止できるといわれます。しかしオス同様、はやすぎても支障をきたすことがあります。

成長を考慮すると、初発情が終わってからのほうがいいと言われています。手術は、腹部切開で卵巣、子宮を摘出します。時間も30分程度です。入院は必要に応じて適宜させます。

・手術費用
手術費用はオスで1万円前後、メスで2万円前後です。手術時間や料金は、猫の術前術後の状態や、病院によっても異なります。事前に確認することを忘れないようにします。

猫の交配については責任を持つ

2回目の発情期からオス猫の家で交配

交配は、メス猫に2回目の発情期がきてからさせるのが無難です。よく、生まれてはじめての発情期は避けたほうがよいといわれるのは、この時期のメス猫は発情が始まったとはいえ、心身ともに未成熟の場合が多いからです。

オス猫は、自分のテリトリー以外では交尾しない場合があります。よその家へ連れていくと、なかなか交尾しないことがあるのも、オス猫のテリトリーと関係しているといわれています。

このため、交配に際してはメスがオスのところにお嫁入りするのが、一般的になっています。メスが新しい環境に慣れるよう、余裕をみて数日間オス猫の飼い主に預かってもらいます。

交配前には健康チエックを

交配をさせることが決まったら、おたがいに猫の健康状態をチェックしておきましよう。ノミ、ダニの駆除や寄生虫の検査を完了し、発情する前に予防接種を受けるなど、心身ともにベストの状態にしておかなければなりません。

予防接種は、母猫だけでなく、生まれてくる子猫のためにも、必ず受けておきましょう。母猫が予防接種を受けることで、生まれてくる子猫も、母猫の初乳を通して、免疫を受け継ぐことになります。