ハムスターの交配の組み合わせや雑種になる遺伝のしくみを知っておく

形質の遺伝のしくみ

遺伝のしくみを知って失敗を防ぐ

生物の形、色、その他個体の特徴となる個々の形状や性質のことを形質といいます。そして、その生物の持っている形質が、親から子、子から孫へと伝えられることを遺伝といいます。

遺伝には規則性が見られます。父親と母親から伝えられるふたつの遺伝子の組み合わせによって、形質はいろいろと異なってくるのです。

遺伝子は、通常BB、bbのように表され遺伝子型と呼ばれます。また、発現する形質が表現型と呼ばれます。

野生体色で目の黒いハムスターBBと、シナモン色で赤い目のハムスターbbを交配すると、その子供はすべて目が黒く野生体色となります。

これを発現させた遺伝子はBでこれを優性と呼び、その発現が隠されだ遺伝子bを劣性と呼びます。

次に、この子供同士を交配すると、配偶子はBを持つ個体と、bを持つ個俸が半々に生じる。その結果、F2ではBB、Bb、bb1対2対1の割合で生ずるのです。しかし、BB、Bbともに黒目野生色となり、その区別がつかず、黒目と赤目の比率は3対1となります。

学校で習った知識で十分

遺伝については、学校の生物の授業で学習するはずで、ハムスターの毛色などについては、その程度の知識で十分です。体色などの発現には通常二つ以上の遺伝子が関与しており、目の色だけでなく、毛の長さや、色、斑の入り方など、様々なものが組み合わさっており、他にも不完全優性や条件遺伝子などがあるのです。

ゴールデン・ハムスターの被毛に関する遺伝子には様々なものがあります。目の色に関する遺伝子だけでも、赤色、ルビー色、ピンク色とがあります。

ドワーフ・ハムスターの場合、まだ毛色に関してよく理解されていないそうです。ジャンガリアン・ハムスターやキャベルハムスターの毛色についても、どのような子が生まれるか、自分で考察してみるのもいいかもしれません。

近親交配を避ける工夫

なお、「近親交配を絶対に避けたい」という場合は、ハムスターを貢ってくる時に注意が必要です。店で同じケージに入っている個体は、兄弟や、近い血縁関係である確率が非常に高い面があるのです。それを解決するには、オスとメスを別々の店で買うようにすることです。

また、繁殖しだ子供のお見合い相手を探す時も、両親とは違う店で買うようにすれば、近親交配は避けられますね。

ちなみに、最もポピュラーな存在であるゴールデン・ハムスターの歴史は、近親交配から始まっています。ひょっとしたら、人間の倫理観ですべてを判断する必一妄はないのかもしれません。