床材を見直してみよう

床材の善し悪しで生活環境が決まる
ハムスターにとって、床材は、足の裏を保護する役目となったり、毛なみのつやだしや遊び道具にもなります。そういう意味でなくてはならないものなのです。我が家のハムスターに最も合うものを選んでみましょう。
なぜ床材が必要なのでしょうか。それはハムスターは元来、地中にすみかを作り生活する生き物で、人工的なケージをそのまま使っては落ちつかなくなってしまうのです。
そのためのべースとして使用するものが、床に敷く床材なんです。新聞紙を細かく切り裂いたものを使用することも可能です。
しかし、最近は小動物用の床材は充実したラインナップとなり入手しやすくなっています。それらの中から好みとハムスターに合った製品を選んでいけばいいのです。
さまざまな素材の床材
床材には木材のチップ、ワラ、干し草、牧草をカットしたもの、紙製のもの、園芸用のビートなどがあります。
これらは、汚れたら毎日、交換するものなので、価格が安価で、質のよいものが最適な製品ということになります。
床材が高価だから、掃除は1週間に一度にしようなどというような考え方はあってはなりません。
床材の敷き方敷き方は全体にまんべんなく、最低でも2cmの厚さには敷きつめます。エサを食べ散らかしたり、トイレの砂を外にかき出したり、トイレをセットしていても床材の上にオシッコしてしまうなど、ハムスターは自由気ままに生活します。
しかし、床材の汚れは、それだけ元気に生活している証拠なのだと喜んで、床材をせっせと交換するようにします。
床材使用の注意点
ハムスターではあまり間かないのですが、杉や松のチップでアレルギーを引き起こすことがあるそうです。
ペットショッブでも、一般的にそのような床材が使われているので、そういった子はすでに調子が悪くなっていて、買うことはないと言うことになるはずです。
もし床材を違う種類のものに変えてみて、急激にハムスターの調子が悪くなった場合にはそれらを疑ってみることも必要です。もちろん体質によるので、すべてがそうなるわけではありません。
また、汚れた床材をそのままにして、ハムスターを飼育していくことは、かなりハムスターに苦痛を与えていると考えるべきです。床材の状態を見て、できるだけひんぱんに交換するようにします。