猫の寄生虫病、室内飼いでも他から猫回虫の卵をもらってくることも

寄生虫病

早く見つけて駆除することが重要

成猫ではほとんど症状が現れない場合が多く、子猫ほど激しい症状がみられます。寄生虫がいると、ふつうに餌を食べていてもやせてきて、下痢が続きます。

寄生虫は、生後1か月くらいから駆除しなければなりません。市販の駆虫薬では効果が不十分です。必ず動物病院で検査のうえ、寄生虫に合った駆虫薬を処方してもらう必要があります。

回虫症

〔症状〕
子猫の場合、特に激しい症状がみられます。栄養が行き渡らないので、どんどんやせ細り、下痢が続きます。口から白くて細長い虫を吐くこともあります。

〔治療〕
病院で処方される駆虫剤を与えることで、簡単に駆除できます。

条虫症

〔原因〕
条虫の卵は、一時的にノミやネズミなどの体内でふ化し、そのノミやネズミを猫が食べることで、体内に侵入します。

条虫は小さな体節がつながって、1匹の長い虫になっています。成虫になると体節が切れて、猫の虹門から排池されます。

〔症状〕
Ⅲ門のまわりや、いつも猫が寝ている場所に、白くて小さなっぶつぶを見つけたら、それは条虫の体節の一部です。腸壁に食いついて腸の粘膜をいためるので、旺吐や下痢などの症状がみられます。

〔治療と予防〕
駆虫は動物病院で行います。猫に寄生する条虫の主なものにマンソン裂頭条虫、瓜実条虫、猫条虫の3種がありますが、このうち瓜実条虫はノミを仲立ちとするので、ノミの駆除が予防になります。

鈎虫症

〔原因〕
猫鈎虫は、頭についている歯で猫の腸壁に食いつき、血を吸って生きています。感染猫の便をなめることにより口から感染しますが、皮膚や胎盤からも感染します。

〔症状〕
血が混じった黒っぽい下痢や堰吐がみられ、体重が減少します。

〔治療〕
動物病院で検査を受け、駆虫剤を投与します。

コクシジウム症

〔原因〕
コクシジウムは原虫(原生動物)の仲間で、腸の粘膜に寄生します。猫の便とともに排池された卵のようなもの(オーシスト)をほかの猫が食べることにより感染します。

〔症状〕
子猫に発病することが多く、元気・食欲がなくなり、粘血便を出します。放置すると貧血や脱水症状を起こし、死に至ります。

〔治療〕
動物病院で便の検査を受け、駆虫剤を投与します。ジアルジアという原虫も、猫の腸に寄生して下痢の原因となります。

フィラリア症

〔原因〕
フィラリアはそうめん状の細長い虫で、この虫の幼虫が寄生している蚊に刺されて感染します。

〔症状〕
肺と心臓がおかされ、猫は吐くようなせきをし、突然死することもあります。かん

〔治療と予防〕
薬物療法が中心。紺子で成虫を取り出す手術も。予防は蚊の発生時期に飲み薬を与えます。