臆病なハムスター
ハムスターはなつかない?
一般にハムスターは臆病な性格です。しかし、ハムスターの気持ちを第一に考えて根気よく愛情を持って接すれば、なつかせることは可能です。
警戒心を持たれて当たり前飼う方がしっかり認識しておく必要があります。それは圧倒的な体の大きさの違いからくるものです。
私たちが何気なく差し出す手も、ハムスターから見たら自分の体より大きいのです。飼い始めてしばらくは、構いたい気持ちを抑えて様子を見守ることに徹するべきです。
安心感を持たせる努力まず、ここが安全な場所であり、私たちは決して危害を加えたり嫌なことはしないということをハムスターに覚えてもらうことが大切です。
ハムスターの性質でも違ってくる
大体こうした様子見を一ヶ月から二ヶ月ほど続けていると、臆病な子でも次第にこちらに興味を持ってくれるようになります。
少しずつ態度が変わってくる掃除や餌替えのときにケージの中に手を入れると、手の匂いをフンフンと嗅ぐような仕草をしたり、手の動きを目で追うようになります。
あせってさわりに行かない
このとき急に触ろうとするのではなく、しばらく匂いを嗅がせたり指をほんの少し動かして遊んであげたりします。
噛まれてもしからないここで気を付けたいことは、甘噛みされても感情的に叱ったりしないことです。
ハムスターは臆病な一方で、大変好奇心が強い面があります。興味を持ったことに対する一つのアクションだと考えて、噛まれそうになったら指を離すなど、こちらが気を付けます。
慣れてくると、噛みそうになるときのハムスターの、イタズラ混じりの顔がだんだん分かってきます。
そのうちだっこしても大丈夫になる
ここまでくるとハムスターが自分から手に乗ってくる場合もあれば、そっと包み込むようにして自然に抱っこできるようにもなります。
まだ抱っこが難しい場合でも、甘えるような仕草を見せてくれるようになります。根気よく接しているうちに気が付いたらなつかれていた、それが理想です。