ハムスターの種類によって飼い方も違ってくる、年齢にも気をつけよう | ペット大好き!アニメ大好き!

ハムスターの種類によって飼い方も違ってくる、年齢にも気をつけよう

ひとり暮らしでハムスターの飼い方

飼う限りはきちんと世話をするのがあたりまえ

仕事でどんなに疲れて帰っても、動物を飼うからには、きちんと世話をする、必ずめんどうをみてあげるという大前提を肝に銘じることです。

これが守れるのなら、ハムスターは最適な同居人になります。夜行性の性質をもつハムスターは、昼間は大切な睡眠時間なので、はっきりいって子ども向けのペットではありません。

大きさからいっても、昼行性のモルモットのほうがずっと子ども向けといえます。ひとり暮らしの寂しい夜に、ハムスターはかわいい仕草で心をなごませてくれることまちがいなしです。

また、もともと群れる性質ではなく、飼い主に対する依存心も低いので、イヌやネコのように留守中ひとりぼっちでいることが、ストレスになることはありません。

でも留守中に事故が起こったり体調を崩すことがないように、ケージの戸締まりチェックとエアコンによる適温維持などは絶対に忘れてはいけません。

ハムスターの種類と特徴

ゴールデンハムスター

シリアなどの中近東から東南ヨーロッパにかけて分布。ぷっくりした体型が特徴で、おっとりした性格をしています。短毛の茶と白が、もっともポピュラーなカラーですが、ゴールドやシルバーの長毛、黒白のパンダ柄など、カラーバリエーションが豊富です。

ジヤンガリアンハムスター

旧ソ連が原産国のドワーフタイプです。おっとりとした性格で、人にもよ<慣れます。茶色かノーマル、艶のある純白かスノーホワイト(またはパールホワイト)、ちょっと高価なサファイアブルーは青味かかっています。夏と冬で毛の色か変わるタイプもあります。

キャンベルハムスター

モンゴル、中国北山部か故郷のキャンベルは、一見ジャンガリアンに似ていますが、やや大きいのか特徴です。ドワーフの中ではもっとも活尭で、人の指を見たらすぐにかむという気の荒い面も持ちますが、ゴールデンと比べると歯か小さいので、あまり痛くありません。

ロボロフスキーハムスター

ロシア出身です。ハムスターの中ではいちばん小さく7cmほどです。2頭身の体型をしています。臆病ですばしっこいので、ケ-ジから出すと、なかなかつかまえられません。どちらかというと鑑賞向きです。

チャイニーズハムスター

中国出身のハムスターです。ショップではあまり見かけない種類ですか、スリムな体型をしています。ほかのハムスターと異なるのが、やや長いしっぱです。性格は温厚ですが、動きが速いので、見失わないようにします。

性格も習慣も違うハムスターの飼い方

ゴールデンハムスター

穏やかな性質で初心者向き

他のハムスターに比べて体が大きく、性質も比較的穏やかなため、初心者でも飼いやすいと言えます。

飼育グッズ選びは見た目の可愛さで選ぶのではなく、体の大きさに合わせたものを用意してください。一番大切なのがトイレです。

飼育グッズの中には屋根付きのトイレもありますが、ハムスターはトイレの砂で砂浴びをします。ですから、ゴールデンハムスターでも余裕を持って排泄ができて、なおかつ、砂浴びも出来るような大きさのものを用意しましょう。

適当なものが見つからなければ、タッパーでも十分に代用できます。排泄は毎日のことですからなるべくストレスを減らし、スッキリとした気持ちにさせてあげます。

一匹飼いしかできない

ゴールデンハムスターを飼う上で注意しておきたいことゴールデンハムスターは単独性のため一匹飼いが理想だということです。

一匹ではかわいそうだといって複数飼いをするほうがストレスになってしまいます。人間の感情ではなくハムスターの性質に合った飼い方をすることが大切です。

回し車がケージの中にあらかじめ備え付けられていることが多いですが、小さめのケージの場合ですとハムスターが成長したときに対応できないものがあります。

成長したときのことまで考えたケージ選び必要に応じて回し車を大きめのものに変えてあげましょう。格子状の回し車でしたら、走るだけではなく外からハムスターが回して遊ぶこともできるのでお勧めです。

プライベート空間小屋が備え付けられていなければ、ティッシュの箱を半分に切ったものでも構わないので、ハムスターが安心して過ごせるようにしてあげましょう。成長に合わせた環境作りが大切です。

パールホワイトハムスター

季節によって毛の色が変わる

パールホワイトハムスターは、季節によって毛の色が変わるという特徴があります。ジャガリアンハムスターの部類に属しています。

冬になると美しい白色へと変貌多くの人々から幅広い人気を集めています。大きさとしては10センチ前後で重さも30グラムほどです。

このハムスターはあまり目がよくないため、耳と鼻の感覚で行動することが特徴です。ハムスターは夜行性の生き物基本的には夜に行動することを好みます。

夜中に回し車を回すこともあります。そして、このハムスターの特徴は、毛づくろいです。時によっては頻繁にこの行為が見受けられます。

おとなしい性格で飼いやすい

このしぐさが可愛らしいと感じる人が多いみたいです。おとなしい性格は安心暴れたりするような兆候が見られることも少ないため、安心して飼えるハムスターの一種です。

ただし、相性が悪いハムスター同士を同じケースの中に入れてしまうと、喧嘩を始めてしまう場合もあります。複数のハムスターを一緒のケースに入れるのは避けた方がいいでしょう。

本当にかわいくて、きれいで飼いやすい他には厄介な性格などはないことから、あまり心配は要りません。そのため、飼育するにあたって用意する環境も、いたって普通で問題ありません。ケースに木くずを敷いて、水やエサ、回し車を設置する程度で十分です。

上手に飼う秘訣

水を上手に飲めない時

給水器から水が飲めるということを知らないのかもしれません。給水器を口元にそっと近づけて、ボトルを押して水を少し出してみてください。

給水器の飲み目のボールが大きすぎて飲めない場合は、ボールの付いていないタイプのものに替えてみます。それでもダメなら、飲み口のない鳥用の水入れをゲージに固定してください。

ハムスターが土の中で飼える

たしかに土の中で飼うこともできます

大きな水槽に湿り気のあるきれいな土をたっぷり入れてみます。上には通風のよい金網でふたをします。水槽のまわりを黒い紙で覆っておくと、水槽の側面を壁にして部屋を作る様子が観察できます。

しかし、清潔に保つのがむずかしく、定期的に土を取り替える必要があり、食べ残したエサの量や便・尿のチェックがしづらいといったデメリットもあります。

本格的な巣穴作りではなく、深めの容器に湿り気のある清潔な砂や土を入れてあげるのがいいでしょう。1日1回は思い切り穴掘りをさせると、ストレス解消・運動不足解消・爪の伸び過ぎ防止と、一石三鳥です。

トイレの砂をネコ用の砂で代用

ハムスターが嫌がらないのならかまわない

各メーカーから出ているハムスター用トイレの砂は、小動物に適するように、砂が細かいのが特徴です。

ネコ用でもハムスター用でも、問題なのが固まるタイプのものです。少量のオシッコでも固まるので、目、陰部、尿道口にその砂がくっつくと同まってしまうのです。

そうした危険がある以上、なるべくなら、ペーパーサンドや木くずを固めてコロコロにしたものなどを使うほうがいいでしょう。

トイレの砂を食べている

砂を本当に食べることは、まずない

巣材代りにホオ袋につめこんで小屋まで運ぶつもりか、単にかじって細かくしているだけではないかと思われます。

固まるタイプの砂は、もしホオ袋に入れて固まっても、ハムスターはホオ袋の掃除ができるので、その点は心配ありません。

本当に砂を食べてしまう場合は、エサに問題がないかチェックする必要があります。栄養バランスの不良から異物を食べることがあるからです。

もしも固まる砂を食べると、量によっては胃や腸で固まった砂がつまってしまい、大変危険です。

簡単に手作りできる便利グッズ

体の大きさに合わせて手作りの回し車

自分のハムスターに合わせて、丸いプラスチック容器などを利用して作ってあげてみてはいかかでしょうか。

足のひっかかるステップの幅にも注意してください。寝小屋は汚れやすいので、かわいい空き箱を使って、適当な大きさの小屋をいくつか作っておき、毎日取り替えます。

また水道管など、いろいろな形の塩化ビニールのパイプを連結すると、体の大きなゴールデンでも楽々遊べるお手製遊園地ができます。

生きるものは必ず老いるもの

ハムスターの老化

一般にハムスターの寿命は2年から3年ほどと言われています。2歳半を過ぎた頃から徐々に老化が始まるようです。

老化が始まると足腰が弱くなり動き回らずにうずくまることが多くなるはずです。食欲が落ちあまり食べなくなります。

また、毛艶が悪くなってきて、トイレをうまくできなくなったりします。老化が始まると、日に日に、目に見えて衰えていくので判別できます。

ハムスターは賢い動物

ハムスターはケージの中で食事する場所、トイレをする場所、遊ぶ場所、寝る場所をそれぞれ決めているのです。

中でもトイレは一度習慣づいてしまうと、そこでしかしなくなるので、老化で動けなくなるとトイレができなくなったというケースはよく見られます。

そのときは、飼い主がトイレまで運んであげなければなりません。老衰で亡くなる瞬間は、いつも寝ている場所にうずくまり、眠るようにして訪れます。

老化と違う原因で死亡する場合

ちょっとしたことで死んでしまう

ハムスターは体が小さい分、小さな病気や怪我が原因で死に至ってしまう事が結構あります。

また環境の変化にも弱く、ストレスを感じやすいため、季節の変化や引っ越しの際などにも気を付ける必要があります。

ハムスターの特徴をよく理解して健康で長生きができるように、小まめなケアと快適な環境づくりを行ってあげることが大切なポイントとなってきます。

先天性の病気

先天性の病気が潜んでいるかは、不明です。死因が明らかでない場合、医師でも判断が難しいのです。こういったケースの時、死因が先天性の病気だった可能性があるという感じです。

事故やケガ

活発でイタズラ好きのハムスターの場合、転落して頭部を強打するケースが多く見られます。

このタイプのハムスターは水槽型のケージを使用するなどして、むやみによじ登ってジャングルジムなどができないようにするなど対処が必要不可欠です。

環境の変化によるストレス

ハムスターは急激な環境の変化を嫌います。ストレスがたまって死んでしまうケースもあります。最低でも3日から7日位はハムスターのボディタッチなどはやめて、静かに見守るようにします。

慣れてきた後もできるだけ同じ位置に巣箱やトイレを設置するようにします。ハムスターは行動でストレスがたまっているか明らかになります。

何かを訴えているときはケージをかじったり、あちこち走り回ったりします。逆に暑い時は寝そべっています。

ハムスターが快適に過ごせる温度を確保したり、日中は静かに過ごせるような場所にケージを置きた方が良いでしょう。