猫が獲物を捕らえて、持ってきて見せるのは本能から、持て遊ぶことも

人間にとっては、まさに信じられない行動かも

生き物のをつかまえて持って帰る

猫がネズミや小鳥をつかまえて、家に持ち帰ることがあります。飼い主へのプレゼントのつもりかもしれません。

母猫が子猫に狩りを教えるために、獲物を持って帰るのと同じ行動だという研究者もいます。

いずれにしても、小動物を捕らえることは猫にとって当たり前のことなのです。気持ちが悪いからといって、猫を叱ってはいけません。その場では受け取り、あとで処分します。

草を食べる猫

猫は、よく草を食べます。室内で飼われている猫なら、植木鉢にはえている植物を食べてしまうこともあります。

けれどもシクラメン、ヒヤシンスなど猫にとって有害な植物もあるので、室内に植物を置くときは注意が必要です。

猫が好む草が市販されているので、身近に用意して、好きなときにいつでも食べられるようにしておきます。

いたずらされたくない観葉植物には、食べると苦みを感じるレモン汁などを霧吹きでかけておくと、ある程度、予防できます。

猫のけんか

猫は自分の縄張りを守るために、よその猫とよくけんかをします。メス猫や去勢したオス猫では、それほどでもありませんが、性成熟したオス猫では、その傾向が強いようです。

猫にとって縄張りを守るということは、自然の行為なので、けんかをしてはいけないとしつけることはできません。オス猫なら去勢するのもひとつの方法です。

ストレスが溜まると、起こること

転位行動

人は何か失敗をしたとき、無意識に頭をかいたり、あごに手を当てたりします。こういうしぐさは、本来の目的に沿わない行動ということから、転位行動とよばれます。

猫がストレスを受けてとる行動も、転位行動のひとつです。例えば、猫が不安にかられて行う毛づくろいも、そうすることで不安をまぎらわそうとする転位行動の一種と考えられます。

転位行動自体は正常な行動ですが、これが過度に現れると問題行動になります。一例をあげれば、神経質に毛づくろいをすることで毛が抜けてさつかしようしまったり、擦過傷ができたりすることです。

メス猫では、自分の乳首や皮膚に吸いつく行動も見られます。不安をまぎらわすだけでなく、暇をもてあます場合にも、過度の毛づくろいとなって現れることもあります。

猫もストレスがたまると、人と同じ症状が出る

ストレスに弱いのは人だけではありません。猫もストレスがたまりやすい動物です。ストレス状態になると、これまでと打って変わって性格が変化したり、食事の好みが変わったり、普段しなかった問題行動を起こすようになります。

病的な症状も現れます。下痢、堰吐、食欲不振、胃や十二指腸の潰傷、けいれん、脱毛など、人がストレスを一受けたときに現れる症状と、ほとんど同じといってよいほどバラエティーに富んでいます。

犬と猫ではストレスとなる原因も違い、それぞれの性格が反映されます。「犬は人につき、猫は家につく」といわれるように、犬は人と密着して生活していますから、飼い主に起きた変化が、直接、犬に影響することが多いようです。

一方、猫は、身のまわりの環境変化に敏感に反応します。旅行や引っ越しは猫にとって最悪のできごとです。なじんでいた環境から、突然、見知らぬ環境に放り込まれることになるので、猫の受けるストレスは相当なものです。

何百kmも離れた引っ越し先から、もとの家にもどったという話が、猫の超能力として語られますが、これも、ストレスの多い新しい環境になじむよりは、何百km離れていてももとの環境にもどりたいという猫のSOS信号と考えられます。

家具の配置を換えただけの単純な環境変化でも、ストレスの原因になります。また、猫も環境の影響以外にも、飼い主とのかかわり合いの中からストレスを感じます。

飼い主が結婚した、飼い主に子どもが生まれた、新しいペットがやってきたといった場合、猫が嫉妬することがあります。

飼い主に叱られた、犬に追いかけられたといったできごともストレス要因になります。