犬が過剰反応する理由、ストレスや恐怖心の表れの可能性も考えられる | 悩むよりまず相談、明日への希望に!

犬が過剰反応する理由、ストレスや恐怖心の表れの可能性も考えられる

なぜか反応過剰してしまう犬たち

人の手をクンクンかぐ

敏感な鼻で、相手の様子をさぐっているんですね。犬はにおいで人の素性を確かめるのです。

犬の五感のなかで、もっとも優れているのが嗅覚です。大の嗅覚は人間の100万倍ともいわれます。

人間は人に出会ったとき、相手の顔を見ますが、犬は、机下の体やもち物のにおいをかぎます。

嗅覚で相手を調べているのです。初対面の人にたいして、股間のにおいをかいでしまうことがありますが、それは相手に興味をもち、知りたいと思っているからです。

満足するまでにおいをかがせてほしい

飼い主の家に来るお客さんは、犬にとっては自分の縄張りへの侵入者です。においをかいでいる最中に、侵入者が大声を出したり、体を触ってきたら、犬はよけいに警戒します。

びっくりしてかみつくこともあります。犬が鼻をつけてきたときは、挨拶のつもりで、犬が満足するまでにおいをかがせて、敵ではないことを教えてあげてください。

人の手をなめるのは?

自分より下位の者が上位の者にたいして「さからうつもりはありません」と示す行動です。

抱っこされているときに人の手をなめるのは、親愛の情のこともありますが、相手が見知らぬ人の場合など、緊張して「もう放してください」と思っていることもあります。

動くものならなんでも追いかける

飼い犬にも野性が残っています。現代では、多くの犬が家の中でのんびりと暮らすようになっていますが、犬はもともと、自分で獲物をつかまえ、捕食していた動物です。

現在でも、体の大きさや犬種をとわず、どの犬にも少なからず、野性の血が残っています。

たとえば、犬は走る人や自転車、ポール、猫などの動くものを見ると、追いかけたくなってしまいます。

これは、犬に残る野性の表れであり、本能的な衝動です。狙った獲物は離さないとくに猟犬や牧羊犬タイプは、目で獲物を捕らえて、走って追いかけることを仕事としていた過去があります。

それらの犬種には、衝動性が強く、動くものを見るとつい追いかけたくなる犬が多いのです。

動いているものを見ると、獲物だと思う

おもちゃで遊ぶときも、ただ置いておくのではなく、飼い主がが手で振り回して、獲物のように見立てて動かすと、犬は本能を刺激されて、強い興味を抱きます。

飼い主が投げたものをとってくる遊びも大好きです。また、ソファーの下などに大の好きなおもちゃを投げ入れて、「探してきて」というと、探しにいきます。

見つけてきたときにほめてあげれば、この遊びをすぐに覚えます。家の中でできるこうした遊びは、犬の狩猟本能を満たすため、ストレスの軽減にも役だちます。