犬の食事について、知っておくこと

犬は食べることに命がけ

食事中にかまってはだめ

犬には食事中に近寄ってくる人は泥棒に見えるそうです。

犬は飼い主と一緒に暮らしていれば飢える心配がないはずですが、自己防衛の本能が働き、飢餓感を抱いています。

いつも「この食べ物をとられたら大変だ」と感じていて、内心おだやかではありません。食事中は、排泄するときと同じで無防備な状態になります。

そんなときに手を出されたり、そばに近寄ってこられるのは困ります。臆病な犬ほど、心配をつのらせ、飼い主やほかの犬がそばに来ると、食事をあきらめてしまうことがあります。

できればごはんは静かに食べたいのです。ごはんの時間は、犬ができるだけ安心して食べられるように、むやみに近づかず、静かにしておいてあげるべきです。

食事中はほかのことに注意をはらうなんて、とてもできないのです。人の手からものを食べるのを怖がる犬もいます。それは手を警戒しているからです。

人の手は怖いものではないと教えてあげましょう。手で犬をたたくことは絶対にさけ、優しくなでたり、おいしいごほうぴをあげたりして、手が犬にとってよいものだと思わせることが大切です。

どんな味つけを喜ぶか

食事中に犬が真横に来て座り、じっと見つめていると、つい自分のおかずを与えたくなるものです。しかし、人間の食べ物を与えるのは、健康上よくありません。

塩分は腎臓の負担となり、香辛料は腸に煎り激を与えます。犬はふだん、味の薄いドッグフードを食べています。

それよりも味が濃いものを知ると、たとえ危険であろうとも、その味を求めるようになり、よくないクセがついてしまいます。

基本的に、犬は味わって食べることはなく、だいたい丸飲みします。味よりも重要なのはにおいなんです。

肉の香りを好みますが、味つけがされている肉は、食べさせてはいけません。また、ネギ類やチョコレートなど人間には問題なくても、犬が中毒を起こす食品もあります。

食事の時間はきちんと決める
散歩の時間やごはんの時間を覚えて、催促する犬がいます。でも、犬には時計は読めません。

朝日が昇る、夕方に暗くなるという変化や、体内時計でタイミングを計っているのかもしれませんが、いちばん大きな理山は、飼い主がそれとなく毎日くりかえしている習慣です。

たとえば「夕方5時のチャイムが鳴ったら散歩、帰ったら食事」と規則正しい毎日を送っていると、犬はそれを記憶します。

反対に、散歩やごはんの時間がいつもまちまちで、決まっていない家庭では、犬はどういうタイミングで食事にありつけるかわかりません。

そうすれば、時間ぴったりに要求することはありません。規則正しい時間に散歩に行き、ごはんを与えるべきだという意見もあります。

しかしその習慣を学習すると、犬は違うことをされたときストレスを感じるようになります。

その結果、飼い主が病気で寝ていても、その都合を理解できずに、ほえて食事を要求するようになります。

食事も散歩も時刻を決めないで、一日のなかである程度ルーズにするほうが、犬にストレスを与えることなく、おおらかに育ちます。

飼い主も時間にしばられることなく、お互いにそのほうがよいといえるでしょう。