飼い主がそばにいるだけで犬は安心

おびえているとき、どうやって安心させる?

飼い主がそばにいるだけで幸せ

犬にとっては、飼い主がそばにいるだけでも不安は消えていきます。たよれるリーダーがいてくれれば、安心なんです。

母犬からなめられるのは、心が安らぐ時間です。同じように飼い主に優しくなでられると、犬は幸せと安心感でいっぱいになるんですね。

しかし、なでられることに慣れてくると、こんどは、犬が自分から要求するようになってしまうんです。

そうしたワガママには毅然とした態度をとる必要があります。また、長時間なでていると、依存心が強くなる心配もあります。

いっしょにいれば不安は消える

犬は、飼い主がそばにいてくれれば、それだけで十分幸せを感じて、安心するものです。
そのためにも飼い主は、むやみになでて犬を甘やかしすぎないよう注意することが大切なんです。たよりがいのある、犬から尊敬されるリーダーになるためにも。

大きな音などにたいして、犬が恐怖心でパニックになったときも、体をなでるのはよくありません。

それは、なでることで、犬は怖がることを、よいことだと覚えてしまう可能性があるそうです。また、一緒になって大声を出し、あわてるのもよくありません。

犬の身に危険がない刺激の場合は、飼い主は冷静に、どっしり落ち着いて、おだやかに声をかけ、怖いものではないことを理解させてあげるのがいいのです。

暗いところにかくれてしまう

自分の身を守ろうとして、本能的にかくれます。犬は本能的に怖いと思ったら、とっさにかけだして逃げたり、暗いすみっこにかくれたりするものなんです。

とくに、子犬の時代に社会化する機会がなかった犬は、見るものはすべて恐怖の対象になるとかんがえられます。

家の近くで車のクラクションが鳴ったり、玄関で飼い主が傘を急に開いたり、ときにはビニール袋が浮き上がっただけでも、犬は驚くのです。

そんなとき、犬は身の危険を感じて、テーブルやベッドの陰に姿をかくします。逃げ出すこともできずに体がかたまり、おしっこをもらしてしまうこともあるんです。

眠たいときも暗いところへ行く

犬には、巣穴で寝るオオカミの習性が残っているので、眠りたいときには薄暗い場所に行きます。

ソファーの裏など、窮屈そうな場所を好みます。そういう狭くて暗い場所は、巣穴のようで、安心して眠ることができるのです。

家の中に犬のために落ちついて休めるところをつくってあげてください。怖いものに少しずつ慣れさせます。怖がりな犬に、無理矢理しつけをするのは逆効果です。

恐怖を少しずつとりのぞいてあげることが大切です。怖いものに近づくことからはじめます。小型犬の場合は、飼い主が抱いたままでもかまいません。

犬が怖くないものだと理解できたら、今度は音を出したり、傘であれば開いたり閉じたりしてみせます。そうして、だんだん大きな音や動きに慣れさせていくのです。